非正規の育休取りやすく 厚労省、17年度から

「非正規の3要件緩和」を訴えてきたマタハラNetの活動が実りました!
厚生労働省は非正規労働者が育児休業を取りやすくなるよう制度を改める。1年以上同じ企業で働いており、子どもが1歳6カ月になっても働く予定なら育休を取れるようにする。介護や子どもの看護のための休暇を半日単位で取れるようにもする。
 厚労省が7日の労働政策審議会の分科会で示した原案が大筋で了承された。来年の通常国会に育児・介護休業法改正案を提出し、2017年度からの施行を目指す。
 現在、非正規労働者が育休を取る条件は「(育休取得後)子どもが1歳になっても雇用が見込まれ」、かつ「子が2歳になるまでに労働契約が終了しない」場合だ。
 「育休後に雇用が見込まれるかどうか」を巡り判断が労働者側と企業側で食い違うことも多い。そこで「子どもが1歳6カ月になっても働く可能性がある」場合とし条件をわかりやすくする。
 介護のために働く時間を短縮できる期間も延ばし、申し出から少なくとも3年間は利用可能とする。