公益財団法人横浜市男女共同参画推進協会にて研修を行いました

2月28 日(火)公益財団法人横浜市男女共同参画推進協会様にて、職員を対象として「マタニティハラスメント理解研修」を開催しました。

研修では、マタハラとは何か、他のハラスメントとの構造的な違い、マタハラの防止措置内容や予防法についてお伝えしました。また、男女共同参画領域で研修や相談を担当する職員の方も受講されていましたので、支援側の視点も添えました。

マタハラとなる可能性の有無と理由について考える「マタハラ理解度チェックシート」を実施し、グループごとに検討していただいたところ、「マタハラになる可能性があるとは思うが、理由や対策まで踏み込んで考えるとなると難しい」など、率直な感想や意見のやりとりが活発になされていました。

また、様々な事情を抱えた女性従業員間の部署内トラブル事例と解消方法や、お妊婦様問題とその見極めについての判断基準についての回答に強い関心を持たれており、「とても腑に落ちました!」という感想を頂戴したこともとても印象的でした。

マタハラは、働き方の違いによって生じるハラスメントであり、業務のしわ寄せを受ける同僚や部下が、男女問わず加害者となることがあります。

人事や管理職の方々が、働き方の異なる女性同士の間でマタハラが起きることは珍しいことではないという認識を持ち、適切な対策を取ることは、女性活躍推進を進める重要な手がかりとなります。

<頂いた感想(一部抜粋)>

・マタハラが働き⽅の問題であるという捉え⽅が印象的だった。
・2時間と限られた時間のなかで、最新の知識と情報が得られた。チェックシートを使っての振り返りとグループでの共有も、迷った点を話し合うことで、⾃分の認識を改めることができた。
・事例が実際の相談事例であることに重みを感じた。
・マタハラになる可能性があることについて、その理由も含めて学べた。
・当事者の⽴場に⽴脚しつつ、具体例やデータに基づく分かりやすい解説、組織として取り組むべき事がコンパクトに⽰され、理解に役⽴った。
・マタハラの定義と類型。整理されて分かりやすく、皆で共通のイメージが持てた。
・マタハラ対策はあらゆるハラスメントをなくすために取り組むべき問題だ、と改めて認識できた。