「マタハラ」相談が過去最多

職場で妊娠や出産、育児休業を理由に退職や降格などを迫られるマタニティーハラスメント(マタハラ)に関し、2015年度に都道府県労働局に労働者から寄せられた相談件数が前年度比19%増の4269件に上り、過去最多となったことが8日分かった。厚生労働省は10年度に集計を始めた。

マタハラに関する相談は、10~14年度の5年間は3200~3600件程度で推移。大幅増となった背景について、厚労省雇用均等政策課は「社会的に認知されたことでマタハラに対して声を上げ、企業への是正指導を希望する労働者が増えた」としている。

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